5月18日FNM

2012年5月18日 TCG全般
FNMに参加。
参加者14名。3回戦。デッキは白ケッシグ。


一回戦 vs白青人間ビートダウン ○○

R1:相手マリガン。《教区の勇者》から《宿命の旅人》×2のロケットスタートに対して勇者を《忘却の輪》するが、《清浄の名誉》を張られ若干厳しくなる。スピリットは残ってしまうが、しょうがないので後続を巻き込みながら《審判の日》でリセット。《ギデオン・ジュラ》でごまかしながら、二枚目の《審判の日》で捌く。通常プレイの《天使への願い》で天使を3体出し、次ターン、《ケッシグの狼の地》フルパンプでGG。

R2:相手ダブマリながら、順調にクリーチャーを並べてくる。《機を見た援軍》で時間を稼ぎながら《審判の日》するものの、相手の後続が途切れない。《高原の狩りの達人》でグダらせていたら《天使への願い》がチラリ。奇跡で天使5体出して処理されず勝ち。
やっぱ《天使への願い》強いわ~奇跡おかしいわ~


二回戦 vs黒赤ハートレスリアニ ○×○

R1:こちらダブマリ。相手2ターン目《心なき召喚》に対して、こちら初動4ターン目《真面目な身代わり》で、ほぼあきらめかけるが相手のクリーチャーが出てこない。《原始のタイタン》を出すと返しにようやく《ワームとぐろエンジン》が出てくる。さらに《ファイレクシアの変形者》でワームをコピーされ、ダメージレースに勝つのは難しくなるが、相手が墨蛾を対処できず毒殺完了。

R2:こちらマリガン。相手の《信仰無き物あさり》+フラッシュバックで《グリセルブランド》と《堀葬の儀式》を捨てられ、4ターン目に出てくるグリセルブランド。《審判の日》で除去しようとするも14枚カードを引かれ、2枚目の《堀葬の儀式》でリアニメイトされ、後続もバンバン出て来て負け。
グリセルブランド強いわ~これからは「様」をつけるわ~

R3:両者マリガン。こちら順調にマナ加速をし4ターン目に《原始のタイタン》が着地するものの、相手も《心なき召喚》から2マナ残して《オリヴィア・ヴォルダーレン》。こちら除去を持っておらずかなり焦るがトップから緑タイタンがこんにちわ。タイタンを奪われるもののサイズはこちらの方が大きいのでガンガン攻めていく。結果、ケッシグパンプでライフを削りきれる戦闘が続き、相手はしかたなくチャンプブロックを繰り返す。オリヴィアを屈葬されたりするものの何とか相手のライフを削りきって勝ち。本当にギリギリの試合だった。
オリヴィア強いわ~「オリヴィア無双」とか言われるだけあるわ~


三回戦 vs白黒トークン ○○

R1:相手《町民の結集/Gather the Townsfolk(DKA)》から《無形の美徳》《深夜の出没》《清浄の名誉》ときれいに回られる。こちらも《高原の狩りの達人》で地上をごまかしつつ、《無形の美徳》を《酸のスライム》で破壊。相手に後続のトークンを出されるものの、《大修道士、エリシュ・ノーン》様が降臨してそのままGG。

R2:こちら《太陽の宝球》3枚からのマナ加速で、最速でノーン様が降臨なされて、そのままGG。
ノーン様マジで強いわ~とりあえず入信してくるわ~


そんなわけで3-0できた。
使っていると、やはり《天使への願い》はこのデッキになくてはならないカードになっていると実感。通常プレイでも十分に強く、奇跡プレイはこのデッキの新しい勝ち手段のひとつになっている。

勝ちパターンが多いのがこのデッキの強みであり、まとめると

①タイタン圧殺
②墨蛾毒殺
③エリシュ封殺
④天使瞬殺

の4種類があげられる。
逆に言えば、どのプランで勝ちにいくのか明確なビジョンが無いと遠回りをすることになり、加えて《ケッシグの狼の地》の使い方が難しい点も合わさって、練習が必要なデッキになっていると感じた。メインはほぼ決まったので、以下リスト

3 《平地》
4 《森》
1 《山》
4 《剃刀境の茂み》
4 《陽花弁の木立ち》
1 《根縛りの岩山》
1 《断崖の避難所》
3 《魂の洞窟》
2 《ケッシグの狼の地》
3 《墨蛾の生息地》

1 《極楽鳥》
3 《真面目な身代わり》
3 《高原の狩りの達人》
1 《酸のスライム》
4 《原始のタイタン》
2 《大修道士、エリシュ・ノーン》

4 《太陽の宝球》
4 《不屈の自然》
4 《審判の日》
2 《緑の太陽の頂点》
2 《天使への願い》
2 《忘却の輪》
1 《機を見た援軍》
1 《ギデオン・ジュラ》

初手のキープ基準は、2マナ加速ができる、もしくはビート相手に《機を見た援軍》があること。キープ率を高めるために《極楽鳥》はやはり必要。《大修道士、エリシュ・ノーン》はビート相手に間に合わない場合があり、《ギデオン・ジュラ》も1ターンの時間稼ぎにしかならない場合もあるのでこの枚数で落ち着いた。《天使への願い》は増やしたい衝動に駆られるもののデッキが歪むので2枚でいいと思う。
サイドボードはまだまだ適当なので、これから考えていきたいところ。
「多分弱い」とは思いながらも、自分の構築意欲を抑えきれず
スタンダード版「白青奇跡コントロール」を作ってみた。


リストは↓

4 《平地》
3 《島》
1 《沼》
2 《金属海の沿岸》
4 《闇滑りの岸》
4 《氷河の城砦》
4 《孤立した礼拝堂》
2 《進化する未開地》
2 《幽霊街》

4 《瞬唱の魔道士》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン》

2 《忘却の輪》
2 《漸増爆弾》
4 《思考掃き》
4 《禁忌の錬金術》
2 《有毒の蘇生》
2 《マナ漏出》
1 《喉首狙い》
4 《未練ある魂》
3 《天使への願い》
3 《審判の日》
2 《終末》


…あれ?、いつの間にかエスパーコントロールになってる…


はじめは、奇跡システムと抜群の相性を持つ《有毒の蘇生》をブロック構築のデッキに突っ込んで回していたのだが、

「《有毒の蘇生》で積み込む価値があるのは《天使への願い》と対処しにくいクリーチャーが並んだときの《終末》だけ」

というのが自論になったので、青の二種類の奇跡は最終的に抜けた。


動きは普通のエスパーコントロールと同じで、各種除去呪文で時間を稼ぎつつ、《思考掃き》《禁忌の錬金術》で墓地をこやしていく。
ある程度マナが伸びたら《有毒の蘇生》で《天使への願い》をライブラリートップに積み込んで、奇跡プレイ。対処されたら《瞬唱の魔道士》で《有毒の蘇生》をフラッシュバックしてさらに奇跡をプレイ。
《時間の熟達》とは異なり、《天使への願い》はプレイ時に追放されないため、何回か奇跡プレイが可能。後は天使トークンで圧殺というのがこのデッキの勝ちパターン。動き的にはコントロール要素もあるコンボデッキと言った感じ。


枚数は減らしてあるが《有毒の蘇生》はこのデッキのキ―カードで、上記のコンボの他、ビートデッキ相手に全体除去を繰り返し使ったり、《大修道士、エリシュ・ノーン》を復活させたりもする。墓地に有効な選択肢があるなら、これは0マナの《吸血の教示者》と変わらない…というのは言い過ぎか。


軽く回した感じは多少のもっさり感はあるものの、想像に近い動きができることがわかった。コンボのパーツを探しているうちに、普通のドローで奇跡が起こったりしてそのまま勝つパターンもある。デッキパワー的にはそこそこ戦えそうな感じ。


使われて厳しいカードは《虚無の呪文爆弾》などの墓地対策カード。ソーラーフレアと同じように墓地を活用するデッキなので対策されるとキツイ。サイド後の勝ち手段を増やしておくべきかもしれない。


…というわけで、やっぱりブロック構築のような奇跡がフルで入っているデッキ構築は難しいと思った。しかしながら奇跡というシステム自体は非常に強力なものなので、このデッキのようなアプローチはありだと思う。
PTアヴァシンの帰還で優勝した「白青奇跡コントロール」があまりにも印象的だったので雑感を。


カードを個別に見ていくと

・相手の生物を根こそぎ除去し、クリーチャーデッキを否定する《終末》。

・おそらく環境一のパワーカードである《天使への願い》。

を筆頭に、テンポを操作する青の2種類の奇跡カードと合わせて実に16枚もの奇跡カードが採用されている。


他のカードの選択も秀逸で

・序盤をしのぎ《終末》までの時間を稼ぐだけでなく、天使トークンで速やかに殴り倒すのに貢献する《戦慄の感覚》

・カードアドバンテージを取りつつ、相手のターンでの「奇跡」を可能にする《熟慮》

・相手の要所をカウンターする《雲散霧消》


など限定構築ながらデッキの方向性がぶれていない。

中でも《月の賢者タミヨウ》は自身が勝ち手段にもなり、相手の攻撃を抑止することもカードアドバンテージを取ることもできる、このデッキの万能カード。


とにかくビートデッキが攻めにくい構成が特徴的で、ビートデッキを使っていて、きちんと回ったこのデッキに勝つのは難しいように感じる。

個人的にはコントロールというよりはターボフォグのように、各種スペルで時間を稼ぎつつ、奇跡の《天使への願い》を叩きつけて勝つデッキだと思っていたが、素でプレイした《天使への願い》による天使トークンをサポートしながら勝つマッチも多く、決して運に頼りきった構成では無い。


初めて見た時は「なんだこれ」「右手デッキ(笑)」と思ったのは自分だけでは無いはず。しかしながら実際は「ビートデッキを喰うコントロールデッキの出現」というメタゲームの常識をそのまま表わしたような構築で、勝つべくして勝った感じ。


…と絶賛したいのだが、気になるのは初手のキープ率。5マナ以上のカードが20枚も入っており、マリガン基準が相当厳しそうだがどうなのだろうか…


きっとこのデッキのスタンダードver.が作られるだろうが、多分強くはないと思う。構造上、Delverに勝てる気がしないし、《審判の日》や《漸増爆弾》などの全体除去もあるので、《天使への願い》がそこまで頼りにならないため。このデッキはあくまで環境を読み切ったメタゲームの産物であり、その構築センスを素直に参考にしたいというのが率直な感想。
土曜モダン大会に参加………できなかったので
今日考えていたデッキついて書いてみる。


以下、思考順路回想

Delverを使っていると《高原の狩りの達人》がキツイなぁ

→青赤にして火力で除去ればいいんじゃないか?

→入りそうなクリーチャーを見てみると
《秘密を掘り下げる者》
《瞬唱の魔道士》
《渋面の溶岩使い》
《嵐血の狂戦士》
など人間が多いな、《魂の洞窟》でサポートできるぞ

→あれ?《高原の狩りの達人》も人間だな

→むしろ自分が使えばいいのでは?インスタントタイミングで動けるデッキタイプだし相性もよさそうだ。



そんなわけでデッキが完成。リストは↓

~狩りの達人入りDelver~

4 《銅線の地溝》
3 《硫黄の滝》
2 《内陸の湾港》
8 《島》
2 《山》
3 《魂の洞窟》

4 《秘密を掘り下げる者》
4 《瞬唱の魔道士》
4 《高原の狩りの達人》
3 《渋面の溶岩使い》
2 《嵐血の狂戦士》

4 《思案》
4 《思考掃き》
3 《感電破》
3 《蒸気の絡みつき》
2 《マナ漏出》
2 《ギタクシア派の調査》
2 《火葬》
1 《四肢切断》

……カードパワーも高いものが多いし、《渋面の溶岩使い》と《思考掃き》でアドも稼げそう。なかなかいい感じだな


試しに回してみた結果











…どうしてこうなった

弱い、弱すぎて悲しくなるほど。以下問題点


・クリーチャーの線が細すぎて数枚の除去ですぐにクロックが消滅。

・マナベースが不安定。細かく動く必要があるデッキなのに色マナが合わないこと多し

・ぶんまわりのパターンが極端に少なく後手に回ることが多いのだが、巻き返せるだけのパワーがない


など、致命的な欠陥が露呈。

このデッキタイプでほしいのは矛(聖トラフト)であって盾(狩りの達人)ではないと痛感。

弱いのはカード選択の間違いによるかもしれないが、そもそも《マナ漏出》が弱くなっている現在のメタでは使うメリットもなさそうである。


そんなわけで一日中ぼんやりと考えていたデッキはリアルの対戦で使われることもなくお蔵入りとなりました。
想像では強そうなデッキも実際に作って回してみると弱いのは「MTGあるある」の1つですね。しかしながら、こうやってデッキを考えているときが一番楽しいのも事実。自分がMTGを続けている大きな要因のひとつかもしれません。

5月11日FNM

2012年5月11日 TCG全般
新環境二回目のFNMに参加。
参加者10名。3回戦。
デッキは5月7日の白ケッシグ。


一回戦 vs白緑ビート ×○×

R1:こちらダブマリ。相手3ターン目《ミラディンの十字軍》、4ターン目《天使の運命》でライフがマッハで8に。そこから除去とクリーチャーの応酬が続き、こちらライフ2ながら何とか場を立て直す。《原始のタイタン》で攻勢に打って出ようとした矢先、相手のトップが《迫撃鞘》で2点削られてアボン。

R2:相手3ターン目ミラディンの十字軍、4ターン目天使の運命でまたもライフ8からのスタート。しかしこちらも《酸のスライム》で天使の運命を破壊し《審判の日》で他も巻き込みつつ流す。《戦争と平和の剣》を出されたりするものの、緑タイタン2体でマウントを取って殴りきる。

R3:こちらマリガン。ライフの推移を見ると

19→25(機を見た援軍)→27(狩りの達人)→15(ミラ天)→13→9→

15(援軍)→3(ミラ天)→0(負け)

途中に今日三回目のミラクル+天使の運命が決まって焦るも、《機を見た援軍》のライフゲインや《墨蛾の生息地》をブロッカーに回しつつ粘る。相手の毒を6個ためて次のターンほぼ毒殺できる場になるが、相手のトップがまたもや《迫撃鞘》。毒殺プランが崩壊し死亡。

《天使の運命》はホント心臓に悪いカードだと痛感。赤緑の純正ケッシグよりは対処手段が多いだけマシだが…


二回戦 vs赤緑ビート ××

R1:相手《絡み根の霊》→《紅蓮心の狼》→《緑の太陽の頂点》からの《絡み根の霊》と不死クリーチャーを連打され、手札の《審判の日》では何の解決にもならない。《高原の狩りの達人》で相手のスピードを落としつつ、ドローしたカードが《天使への願い》!!天使トークンを6体場に出し次のターンほぼ勝ち確!……の状況で相手のトップが赤白剣!!でブロックできずに負け。最後の展開は最近では一番の盛り上がりだった。

R2:2ターン目に置いた《太陽の宝球》を《古えの遺恨》で割られ色事故が誘発。一枚も呪文を唱えることもできないまま相手のクリーチャーが並んで負け。

その後のフリープレイで、普通に回ればかなり有利なことが発覚。R1のような展開にならなければ《審判の日》でも何とか間に合うが、《終末》の必要性を感じたのも事実。


三回戦 vs赤白人間 ×○○

R1:こちらマリガン。相手、一ターン目《教区の勇者》から後続にきれいにつながる一方で、こちらは全体除去を引けずそのまま撲殺される。

R2:クリーチャーを丁寧に対処していく。途中で《天使への願い》の奇跡から天使トークンを3体出して、地上ブロッカーを用意しつつ、二回殴って終わり。

R3:こちら痛恨のダブマリ。相手もマリガンの手札で、思うように展開できていない様子。幸運にも土地が順調に伸び《審判の日》でリセット………した後に出てくる《刃砦の英雄》にもう一度《審判の日》。さすがに相手も息切れし、《ギデオン・ジュラ》で蓋をして勝ち。



三戦とも有利なはずのビートデッキにあたるものの結果は1-2と振るわず。マリガンが多かったのもあるが色マナが想像以上にタイトなことがわかり、二回戦のR2はそれが顕著に現れている。《ケッシグの狼の地》を一枚にするかどうか現在悩み中。


以下、新カードについて

《天使への願い》はタダ強で試合に多大な影響を及ぼすカード。
各種土地サーチスペルでデッキが圧縮されるため奇跡が起こる確率も上がり、奇跡キャストならいつ唱えても強い。素直な感想として奇跡が想像していた以上に起こったので驚いた。

《鷺群れのシガルダ》は反対にそれほど強い場面は無かった。
現在のビートは横に並べるデッキが多いのでこれ単体では間に合わないことも多い。《緑の太陽の頂点》でこれをサーチする状況なら、他のカードで粘りつつ《原始のタイタン》を持ってくる方がビートに対しては強い。青系コントロールには強そうなので、そのためのサイドで良いかも。

《魂の洞窟》は……まあ必要でしょう。特に使いにくさは感じなかった。《高原の狩りの達人》のための赤マナ源になるのもいい感じだった。


《天使への願い》のインパクトが強すぎてデッキの細かい所まで観察することはできませんでしたが、なかなかのポテンシャルを見せてくれました。サイドボードを含めて、もう少し調整に時間を使おうと思います。
そろそろ購入したカードが届くはずなのだが、まだ届かないので仮組みした赤白人間をスパーさせてみる。


以下、初期メインリスト

11 《平地》
4 《山》
4 《断崖の避難所》
3 《魂の洞窟》
2 《処刑者の要塞》

4 《教区の勇者》
2 《宿命の旅人》
2 《渋面の溶岩使い》
3 《スレイベンの守護者、サリア》
4 《稲妻のやっかいもの》
2 《嵐血の狂戦士》
3 《ミラディンの十字軍》
2 《銀刃の聖騎士》
2 《悪鬼の狩人》
4 《刃砦の英雄》
1 《士気溢れる徴集兵》

3 《火葬》
2 《忘却の輪》
2 《天使の運命》


二段攻撃持ちが増えたので相性の良い《天使の運命》をメインに。赤なのに火力が無いのは落ち着かないので《火葬》を採用。
《渋面の溶岩使い》はオシャレ枠…もとい「青白人間のムーアランド強いからこれも強いよね」という電波を受信したため採用して見た。
メイン《魂の洞窟》が3枚なのはクリーチャー以外にも使える赤マナ原が8枚は欲しいと思ったため。


ちなみにSCGで入賞していたデッキのリストが↓

13 《平地》
2 《山》
4 《断崖の避難所》
4 《魂の洞窟》
1 《処刑者の要塞》

4 《教区の勇者》
2 《宿命の旅人》
3 《スレイベンの守護者、サリア》
3 《稲妻のやっかいもの》
3 《嵐血の狂戦士》
3 《ミラディンの十字軍》
3 《銀刃の聖騎士》
2 《悪鬼の狩人》
4 《刃砦の英雄》

4 《清浄の名誉》
2 《町民の結集》
3 《戦争と平和の剣》



以下、白ケッシグ、赤黒ゾンビ、DelverSpiritと軽く対戦させてみた感想。

どのデッキとも十分に戦えるデッキパワーがあり、ぶんまわり時のスピードは他のビートデッキと比べても速い印象。一方で白青人間のように粘り強く戦うことはできない感じ。各カードの個別の感想としては、

《士気溢れる徴集兵》は強い場面も何回かあったがこのデッキでは正直重い。これをメインデッキで採用できるのはマナの出る赤緑系のデッキだけだと思う。デカブツを確実に狙えるサイドボードカードとしては優秀そう。

《稲妻のやっかいもの》で速攻を持たせた《刃砦の英雄》はやはりおかしな強さ。最優先結婚相手はこいつなので、三ターン目に結魂させない「待ち」も必要。

《銀刃の聖騎士》も使うに十分な強さがある。メタ的に《ミラディンの十字軍》がそれほど強くないなら、こちらを増量するのが良さそう。《嵐血の狂戦士》二段攻撃はゴリゴリする強さ。

火力で相手の残りライフを削りきることが多かったのでやはりダメージスペルは必要そう。火力の選択はメタに合わせてか。

《渋面の溶岩使い》は今のところ微妙。赤マナが無くて起動できない場面もあるし、墓地にカードが無くてただの置物になっていることも多い。

土地構成はいまいちしっくりこない。思い切って赤いクリーチャー以外のスペルを抜いてしまって白に寄せた方が安定しそう。《処刑者の要塞》は思っていたよりは強く無かった。それほど土地が並ばないので、ただの+2/+0修正を与える土地として使うことが多く速攻と警戒を活かせない。《ミラディンの十字軍》との相性は良いのだが…


…とまあ、誰でも考え付く赤白人間デッキを回してみたが、回していて感じたのは白青人間デッキよりも使っていて楽しいということ。特に《稲妻のやっかいもの》の使い方ひとつでデッキの動きが変わるので、若干だが考える余地がある。

SCGで入賞していたデッキから思い切って《清浄の名誉》を抜いてみた形を試してみたが、入っているタイプも回してみる必要がありそう。《屋根職人の反乱》が入った超高速型の赤白人間デッキもあるようなのでそちらも試してみたい。
Star City Gamesに新環境スタンダードの大会結果が出ていたので見てみる。


………


ゾンビ0……だと…
オワコンではないと言ったばかりなのにまさか一つもTop32に入っていないなんて…

Top32にはケッシグ系8名、白青黒コントロール系6名、そして相変わらずDelverが5つも。《魂の洞窟》を考慮してもDelverを選択して結果を残すのは凄い。やはりデッキパワーが高いことを感じさせる。

さらになんと青黒コントロールで入賞している方が一名。どんなマゾだよと思いながらデッキを見ると、なんとメインカウンター0枚。新しい…新しすぎるよ。


個人的に気になったのは3種類のタイタンが入った多色ケッシグとTop32に二人入っている白ケッシグ。

多色ケッシグは《魂の洞窟》のおかげで3色目のタイタンが出しやすくなったことから赤緑に《霜のタイタン》を加えたもの。《幻影の像》も入っていて同系を意識した形か。


一方、白ケッシグでは新しいカードが使われており、
・《魂の洞窟》
・《天使への願い》
・《終末》
・《鷺群れのシガルダ》
の4種類が見られる。

《天使への願い》は純正赤緑ケッシグに強いカードとしてLSVも一押ししていたカード(入れるデッキは違うけど)。初手にあってもマナを伸ばせるこのデッキなら十分フィニッシャーとして数えられそう。

《終末/Terminus(AVR)》はTop32に入った白青黒コントロール系のデッキでもみられる1枚。《絡み根の霊》《ゲラルフの伝書使》《宿命の旅人》《忠実な聖戦士》などを意識するなら《審判の日》ではなくこちらもありか。たまに《審判の日》を唱えても解決にならない状況もあるので4枚目の全体除去として散らせるのは良いのかも。

《鷺群れのシガルダ》は《緑の太陽の頂点》から持ってくる用の一枚か。今ならスラーンよりも安定した壁として使えそう。各種PWにも強そうでPWコントロールを意識するなら入れる理由は十分あると思う。

他のカードに関して個人的には《ギデオン・ジュラ》の採用枚数の多さに少し驚いた。今のビートダウンデッキは《ギデオン・ジュラ》1枚で抑えられるとは思えないし、デッキの方向性とも合わないと思っていたが、どちらのデッキでも2,3枚使われている。除去や《大修道士、エリシュ・ノーン》が多めに採用されているデッキならありだと思うが、試してみる必要はありそう。

《機を見た援軍》はメインに2枚くらいとるのが良さそう。ビート相手に二ターン目にマナ加速できなくても希望が持てる。

《高原の狩りの達人》が入っていない、もしくは一枚だけの採用なのは同系を意識したためだろうか。タイタンも少ないので2→4→6ジャンプを狙う必要もあまりなく、delverは相変わらず多そうなので3枚くらい採用してもよさそうなものだが。

あと《ケッシグの狼の地》は何枚いれるべきなのか?
《極楽鳥》無いけど2マナ加速足りなくないか?
《太陽のタイタン》は必要?

…など、同じような構成にするにしても、調整できる部分はかなりある感じ。


とりあえずしばらくは白ケッシグでFNMに出ようと思う。初期メインリストは↓

4 《平地》
4 《森》
1 《山》
4 《剃刀境の茂み》
4 《陽花弁の木立ち》
1 《根縛りの岩山》
1 《断崖の避難所》
2 《魂の洞窟》
2 《ケッシグの狼の地》
3 《墨蛾の生息地》

3 《真面目な身代わり》
2 《高原の狩りの達人》
1 《酸のスライム》
1 《鷺群れのシガルダ》
4 《原始のタイタン》
2 《大修道士、エリシュ・ノーン》

4 《太陽の宝球》
4 《不屈の自然》
3 《審判の日》
1 《終末》
2 《緑の太陽の頂点》
2 《天使への願い》
2 《忘却の輪》
2 《機を見た援軍》
1 《ギデオン・ジュラ》
土曜モダン大会に参加。
参加者9名。3回戦~4回戦。デッキはメリーラポッド。


一回戦 vs青単ライブラリーアウト ○○

R1:《尖塔の大長》を3枚公開されて21枚削られたところからスタート。しかしながらこちらに対する相手の有効牌も少ないわけで…相手の土地が伸びずに普通に殴り勝つ。
R2:順調にライブラリーを削られるが、こちらの《土覆いのシャーマン》がライブラリーをすべて修復して勝ち。墓地対策もかねているため《委縮した卑劣漢》の代わりに入れたのだがさすがに対面メタすぎるか。


二回戦 vsカウブレード ×○○

R1:《瞬唱の魔道士》に《流刑への道》を使いまわされ、クリーチャーが次々と次元の彼方へ。《饗宴と飢餓の剣》と《戦争と平和の剣》も出てきてしまい、黒緑剣は《クァーサルの群れ魔道士》で破壊するものの赤白剣でうまく立ち回られる。
最後は《謎めいた命令》のタップでクリーチャーを押し込まれて負け。

R2:早い段階で《出産の殻》を設置でき、アドを取っていく。クリーチャーを並べながら殴りつつ、隙をついて無限ダメージで勝ち。

R3:相手が《聖トラフトの霊》をサポートしながら果敢に殴ってくる展開。《召喚のしらべ》で撃ちとろうとするも《差し戻し》ではじかれたりしてなかなか倒せない。
《ヴェンデリオン三人衆》で《目覚ましヒバリ》をボトムに送られるが、代わりのドローでコンボ達成。相手《流刑への道》を持っておらず一瞬の隙をついて無限ライフで勝ち。


三回戦 vs青白トロン ○×○

R1:決して遅くは無いスピードで殴りにいくが《けちな贈り物》から《堀葬の儀式》+《大修道士、エリシュ・ノーン》が決まってどうしようも出来ず負け。

R2:相手ダブマリ。《ウルザの塔》を《大爆発の魔道士》で割って《外科的摘出》。クリーチャーも順調に並んでさすがに勝ち。

R3:相手3ターン目にトロンがそろい、こちらの《スレイベンの守護者、サリア》もあまり意味をなさなくなってしまう。こちらもクリーチャーを展開していくが、マナが伸びれば相手が圧倒的な有利であるわけで…摘出を抱えたまま素出しされた大修道士、エリシュ・ノーンを対処できず負け。


ここで全勝者が一名になったため終了。


なんとなくわかっていたのだが、やはり青白トロンがきつい。

タフネス2以下が多く、単体除去が入っていないこのデッキにはけち屈葬エリシュが簡単に決まってしまう上、クリーチャーを全力展開すれば全体除去で薙ぎ払われる始末。
サイドカードの《大爆発の魔道士》も悪くは無いがそれ一枚ではそれほど有利に立つことはできない。
ウルザランドではなく色マナ土地と印鑑などのマナアーティファクトを狙って破壊していく方向性の方が、まだ勝ちやすくなる可能性があるかもしれないと感じた。いずれにせよ、《大爆発の魔道士》の増量は必要そう。


今回も結果は2-1。あと一勝が遠い。
モダンの面白いところは今回の二回戦のR3のように負けている盤面から勝つ可能性が十分にある点だと実感。ゆえに気が抜けない。
アヴァシンの帰還でメリーラポッドが得たものは特にないので、しばらくはスタンの方に力を入れていきたいと思います。

5月4日FNM

2012年5月4日 TCG全般
新環境一発目FNMに参加。
参加者22名、3回戦。
デッキは《火柱》と《危険な賭け》をつっこんだだけの黒赤ゾンビ。

結果はバント殻、赤黒、4色ハートレスリアニにあたって2-1。


感想としては《火柱》はとても使いやすくやはり普通に強い。
不死対策になるだけでなく、《ヴィリジアンの密使》や《真面目な身代わり》などの邪魔なブロッカーにもよく効く。《ワームとぐろエンジン》も一体くらいなら何とかなりそうになった点は大きい。たまに《悲劇的な過ち》のための陰鬱が誘発しなくて困るが…。

《危険な賭け》も手札をガンガン消費していくこのデッキとは相性が良く、使いやすい印象。ただ二枚引くと無駄牌になるので、二枚くらいの採用がよさそう。

メタ的に赤緑ケッシグが増えるのなら、抹消者入りのゾンビデッキは有利に立てそうなので、まだまだオワコンでは無いはず。

次回試してみたいカードは《忌むべき者のかがり火》。このデッキでは、素撃ちする場合はX=2くらいが限界だがそれでも他のビートデッキに対する決定打となりそう。まず最初はサイドボードからスタートしてメタ次第ではメイン投入も考えたい。


次回使うとしたらこんな感じ↓


4 《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》
4 《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(M12)》
14 《沼/Swamp(ISD)》

4 《戦墓のグール/Diregraf Ghoul(ISD)》
4 《墓所這い/Gravecrawler(DKA)》
4 《ゲラルフの伝書使/Geralf’s Messenger(DKA)》
3 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
3 《ファイレクシアの抹消者/(NPH)》
2 《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker(M12)》
 
4 《火柱》
2 《火葬/Incinerate(M12)》
2 《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
2 《硫黄の流弾/Brimstone Volley(ISD)》
2 《悲劇的な過ち/Tragic Slip(DKA)》
2 《ゲスの評決/Geth’s Verdict(NPH)》
2 《危険な賭け》
2 《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》


火力と除去がばらけているのは、環境にいるクリーチャーがまだよくわからないため。最終的にはもう少し種類を減らしたいところ。また、赤マナ原が少ないためもう少し黒に寄せたい。


参加賞としてプロモFoil版の《修復の天使》をゲット。
通常版のFoilを引いていた方がいたので見せてもらいましたが、どちらも非常に綺麗でした。最近は「欲しい!」と思えるプロモがなかったのですが、今回のチョイスはGJだと思いました。
プレリで勘違いしていた能力「結魂」について

新しくクリーチャーが戦場に出るたびに自由に組み直すことができると思っていたのだが、プレリでそれはできないと指摘される。
帰ってから公式FAQを確認してみる。


ちなみに↓が実際のカードの注釈

結魂(このクリーチャーか他のまだ組になっていないクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはそれらを組にしてもよい。それらのクリーチャーは、あなたがその両方をコントロールし続けるかぎり組である。)



↓が「アヴァシンの帰還」よくある質問集より、結魂の公式ルールについてのの記載

702.92. 結魂

702.92a結魂は2つの誘発型能力を表すキーワードである。

「結魂」とは、「このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたがこのクリーチャーおよび他のクリーチャー1体の両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはこのクリーチャーをもう一方の組になっていないクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である」および「他のクリーチャーがあなたのコントロール下で戦場に出るたび、あなたがそのクリーチャーおよびこのクリーチャーの両方をコントロールしていてその両方が組になっていない場合、あなたはそのクリーチャーをこのクリーチャーと組にしてもよい。そうしたなら、両方があなたのコントロール下で戦場にあるクリーチャーであるかぎり、それらのクリーチャーは組である」ということを意味する。


つまり組になってしまっている限り、新しく場に出たクリーチャーと組み直すことはできないということか。参考に次の記載も。


702.92e 組になったクリーチャーは、以下のいずれかの場合に組でなくなる。「他のプレイヤーがそれまたはそれと組になったクリーチャーのコントロールを得る」、「それまたはそれと組になったクリーチャーがクリーチャーでなくなる」、または「それまたはそれと組になったクリーチャーが戦場を離れる」。


ここからは新しく戦場に出たクリーチャーと組にするために自由に組を解除できないということがわかる。




…これって実際のカードの注釈からじゃわからないよね。

この勘違いは構築にも影響を与えそう。
具体的には白赤人間で使う予定だった《稲妻のやっかいもの》。
後続に次々に速攻を付加できると思っていたのに、それができないのでは採用する必要はなさそう。
というかデッキを作る必要もなさそう。うーん、強いと思っていたのになぁ、残念。
アヴァシンの帰還プレリに参加。
36名参加の5回戦~で結果は4-1。

組んだデッキは青緑の結魂多めのテンポデッキ。レアは《孔蹄のビヒモス》のみだが、青の2/2飛行バウンスと緑の2/2結魂+1/+1二枚ずつにはじめ、強いコモン群と優秀な青のアンコモンがそろっていてタッチカラーも必要なく、結果的には割と強めのプールだった。

基本的にはテンポを取りながら攻めるデッキだが、《孔蹄のビヒモス》というエンドカードがあるため膠着させる戦い方もできた。いきなり50点以上のトランプルダメージが相手を襲う様は圧巻で、やはり複数の勝ち方があるデッキは強いと再確認。

環境のスピードは思っていたより遅くは無かった感じ。今日使ったデッキのように前のめりなデッキも作れるのでボムレアを叩きつけあうような単純な環境ではなさそう。
色的にはクリーチャーの優秀な緑が強い印象。除去関連のスペルは奇跡持ちが多くインスタント除去も限られているのでジャイグロも使いやすかった。
青緑テンポはドラフトでも狙う価値のあるアーキタイプになりそう。


獄庫も解放され、中身のサプライをみんなで山分け。会場も今まで以上に盛り上がっていた様子で、こういった仕掛けは今後も続いてほしいと思いました。

4月27日FNM

2012年4月27日 TCG全般
FNMに参加、参加者15名の三回戦。デッキは青緑ケッシグ。
メインのリストは↓

4 《銅線の地溝》
4 《内陸の湾港》
1 《硫黄の滝》
6 《島》
1 《山》
2 《森》
1 《進化する未開地》
3 《墨蛾の生息地》
2 《ケッシグの狼の地》

2 《瞬唱の魔道士》
3 《高原の狩りの達人》
3 《真面目な身代わり》
2 《霜のタイタン》
4 《原始のタイタン》
1 《極楽鳥》
1 《酸のスライム》

4 《蒸気の絡みつき》
2 《内にいる獣》
4 《思案》
4 《不屈の自然》
2 《緑の太陽の頂点》
4 《太陽の宝球》



R1 vs白緑ビート? ○×○

G1:《ヴェールの呪いのガラク》+《迫撃鞘》のコンボを決められそうになるも、《酸のスライム》で鞘を割って墨蛾ケッシグで毒殺。

G2:タイタンが3体場に並ぶも《大修道士、エリシュ・ノーン》がどうしようもなくて負け。

G3:きれいにマナ加速からタイタンに繋がり、《霜のタイタン》で抑え込んで勝ち。


R2 vs白黒コントロール? ××

G1:こちらのクリーチャーを丁寧に除去された後、エリシュノーンが降臨して負け。またか。

G2:痛恨のダブマリ。こちらはマナ加速しか引かず、相手は白マナを引かなくてグダル。素引きの墨蛾で殴っていくも三体とも除去され、毒すら入らない。そこから青タイタンと緑タイタンにつなげて次のターンでほぼ勝ちという場面を作るが、相手平地トップからの《審判の日》。その後何も引かず《ワームとぐろエンジン》に殴り殺される。


R3 vs白青黒聖トラフト入りトークン? ○○

G1:アンセムを二枚置かれて焦るも、相手は3マナでストップ。トークンを一体バウンスして、酸スラと青タイタンで土地を縛って勝ち。ひどい。

G2:《清浄の名誉》でバックアップされた《聖トラフトの霊》で激しく殴られる。こちらも《高原の狩りの達人》で応戦、激しくひっくり返る。ライフ2まで減らされるものの、酸スラで名誉を割って《未練ある魂》のフラッシュバックまで引きつけて《鞭打ち炎/Whipflare(NPH)》ですべて流す。後はタイタンケッシグで殴って勝ち。



…というわけで、現環境最後に使ったのはこれからも調整したいと考えている青緑ケッシグでした。

青緑の何が強いかと聞かれたらと《思案》と答えます。序盤のマナを安定させ、中盤からは高カロリーなスペルを探しにいけるこのカードはケッシグに非常に合っており、ライブラリーをシャッフルする手段が多い点も効果的に使える理由の一つです。
またタイタン一体で勝てるゲームは少なくなっており、複数の有効牌を引く必要性が生じている点と、2→4→6マナタイタンの動きがそれほど強いと感じなくなっている点からも、《思案》で安定性を取りにいくデッキ構築は十分にありだと思います。
あとやっぱり《高原の狩りの達人》は強いですね。R3のG2は実質これ一体で戦線を支えていたようなもので勝ちに貢献しました。

アヴァシンの帰還から入りそうなのは《魂の洞窟》と《壊滅的大潮》でしょうか。前者はR3のG2で明らかにカウンターを構えられているとわかる場面があったのと、後者はトークンデッキ相手なら実質全体除去+になることから、対戦していて欲しいと感じる場面が何回かありました。


来週からは新環境なので、さっそくアップデートして試してみたいと考えています。
ふたつめの新環境デッキとして取り上げるのは赤緑ケッシグデッキ。

アヴァシンの帰還のカードの中で赤緑ケッシグに入りそうなカードとしては

・《ソンバーワルドの賢者》
・《魂の洞窟》
・《火柱》

などがあげられる。試したリストは↓


5 《山》
4 《森》
4 《根縛りの岩山》
4 《銅線の地溝》
4 《墨蛾の生息地》
2 《ケッシグの狼の地》
2 《魂の洞窟》

1 《極楽鳥》
2 《ソンバーワルドの賢者》
2 《真面目な身代わり》
4 《高原の狩りの達人》
1 《最後のトロール、スラーン》
1 《酸のスライム》
4 《原始のタイタン》
2 《業火のタイタン》

4 《火柱》
4 《不屈の自然》
4 《太陽の宝球》
4 《金屑の嵐》
2 《緑の太陽の頂点》



デルバーとゾンビを相手に何度か回してみて気になったのは、《ソンバーワルドの賢者》の除去耐性がなさすぎるという点。タフネスが1しかないため、《はらわた撃ち》を含む環境のあらゆる除去が刺さってしまう。他のマナ加速手段よりも優先するメリットが少なく、除去された場合のリスクが高いように感じた。《緑の太陽の頂点》のマナを払うために使えない点も大きなデメリットである。
《緑の太陽の頂点》で持ってくる動きも、《極楽鳥》を持ってくる動きのように弱くもないが強いわけでもない。《真面目な身代わり》の方が安定して強い印象を持った。

一方で《魂の洞窟》はただ強なカード。《マナ漏出》を構えている相手に対してタイタンを通せるのはやはり強い。デルバーに対しては人間を指定して《野生の狩りの達人》を確実に通しにいくのも強い動きであるように感じた。
サイドボードに追加枠をとることも十分に考えられ、もはや《雲散霧消》はケッシグに対する有効なサイドボードカードではないと言えるかもしれないほど。それ位の力を持ったカードであるように思えた。

《火柱》も安定して強く《ゲラルフの伝書使》を1マナで倒せるのは非常に大きい。《感電破》をすべてこれに置き換えてもよさそう。問題は同系の《墨蛾の生息地》が倒せなくなる位か。



総じて赤緑ケッシグは大分強化された感じ。特に《魂の洞窟》のおかげで青系のデッキとまともに戦えるようになった点が非常に大きいと感じました。今後もよく見るデッキタイプのひとつだと思われます。《絡み根の霊》を使う赤緑系のビートデッキとも対戦してみたいところ。


おまけにもうひとつ

↓はなつかしの8タイタン型。《ベラドンナの行商人》+《業火のタイタン》で大量殺戮を狙いに行くタイプ。苦手な《ファイレクシアの抹消者》で詰むことも少なくなりそうですがどうでしょうか。

5 《山》
4 《森》
4 《根縛りの岩山》
4 《銅線の地溝》
4 《墨蛾の生息地》
2 《ケッシグの狼の地》
2 《魂の洞窟》

1 《極楽鳥》
1 《ベラドンナの行商人》
3 《真面目な身代わり》
1 《高原の狩りの達人》
1 《最後のトロール、スラーン》
1 《酸のスライム》
4 《原始のタイタン》
4 《業火のタイタン》

4 《火柱》
4 《不屈の自然》
4 《太陽の宝球》
4 《金屑の嵐》
3 《緑の太陽の頂点》

新環境一発目のデッキは《順風》入り「Delver-Spirits」。
リストは↓


5 《島》
1 《平地》
1 《沼》
4 《金属海の沿岸》
4 《闇滑りの岸》
3 《氷河の城砦》
2 《進化する未開地》
2 《ムーアランドの憑依地》

4 《秘密を掘り下げる者》
4 《瞬唱の魔道士》
3 《ドラグスコルの隊長》
3 《地下牢の霊》

4 《思案》
4 《蒸気の絡みつき》
4 《未練ある魂》
2 《マナ漏出》
2 《ギタクシア派の調査》
2 《思考掃き》
2 《はらわた撃ち》
1 《深夜の出没》

3 《順風》


「Delver-Spirits」はPTQ闇の隆盛でJon Finkel氏らが使用したデッキとして注目を浴びたデッキタイプ。最近はあまり見ないデッキタイプであるが、使ってみると《未練ある魂》の強さが特に際立つデッキである。トークンを全体強化でバックアップする動きが強く、《未練ある魂》が使えるため、純正デルバーなどのカウンターを使うデッキにも強い。純正デルバーよりも使いやすいのも特徴である。

しかしながら3マナ域のカードが多いため、もっさり感が強く、個人的には好きになれなかったデッキでもある。

これはそのアップデート版として、アヴァシンの帰還から《順風》をクリーチャー強化枠として採用したデッキ。《順風》を効果的に利用するために追加の飛行生物として《深夜の出没》も採用。

少し回した感じではオリジナルのもっさり感が緩和された印象。特に3ターン目《未練ある魂》→4ターン目《未練ある魂》フラッシュバック+《順風》の動きが安定して強い。

オリジナルの《ドラグスコルの隊長》を《幻影の像》でコピーする動きはなくなってしまったものの、《金屑の嵐》で流れない全体強化カードは優秀であると言える。…というのも、新環境初期ではビートデッキに強いケッシグが増えると予想されるため、《金屑の嵐》耐性をどの程度もっているかが、使用するクリーチャーを選定するうえで重要な要素になると思われるからである。その点を踏まえても《地下牢の霊》が流れなくなる《順風》は強いと考えられるがどうだろうか。

ただ強の《聖トラフトの霊》を採用するかどうか、《ギタクシア派の調査》をどの程度使用するかなど、改良できる点はまだまだ多そう。ビートデッキが増えて《マナ漏出》が弱いと感じたら、その枠を《幻影の像》に変えてしまってもいいかもしれない。

いっそのこと、もっと《深夜の出没》などのトークン生成カードと全体強化カードを増やして、青によせたトークンデッキにしてしまうのもありだと思う。



以上、簡易ですが新環境一発目のデッキを紹介。いろいろなデッキを考えられるこの時期がMTGをやっていて一番ワクワクする時だと実感しています。
公式でフルスポイラーが公開。残りの中から気になるカードをチェック。


順風

自分の飛行持ちクリーチャーは+1/+1の修正を受けられるようになる青のエンチャント。

まずはトークン型のデルバーに採用してみたいカード。一時期《清浄の名誉》入りのデルバーが見られたように、《ムーアランドの憑依地》と強化エンチャントの組み合わせはどのデッキでも強力。他にも《秘密を掘り下げる者》、《地下牢の霊》、《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》など相性の良いカードはたくさんある。青入りのトークンデッキの追加アンセムとしても。


鬱外科医

黒の2マナ2/1、戦闘ダメージを全て軽減し、その分だけ自分のライブラリーを追放するスピリット。

黒いビートデッキの2マナ域として採用されそうなクリーチャー。ゾンビでないのが非常に残念。デメリットはほとんどないようなもの。戦闘ダメージで死なないというのは割と凄い能力な気がする。


グリセルブランドの猟犬

赤の4マナ2/2、二段攻撃、不死。シンプルながら強力そうなエレメンタル猟犬。

赤入り出産の殻デッキの4マナ域にすっぽりと収まる生物。安定して5マナ域につなげられる生き物として採用されるだろうカード。問題は不死対策として一緒に収録される《火柱》で、このカードにも効果的に効いてしまう。《出産の殻》を使わないビートデッキなら、打点の高い《地獄乗り》の方が採用されることが多そう。


豊かな成長

エンチャントされている土地は好きな色マナを出せるようになる緑の1マナエンチャント。場に出た時に一枚引ける。

緑主体の5色コントロールデッキが組めそうなカード。色マナ基盤を安定させながらデッキの圧縮もでき、フラッシュバックのサポートやタッチカラーの強力なカードが使えるようになる。多色ケッシグでも使われるかもしれないカード。



以上、とりあえず気になった4枚。

フルスポが公開されたのでさっそく新しいデッキを組む………前に、既存のデッキが得たものについて考えたいと思います。とりあえずケッシグとデルバー、人間デッキあたりからですね……次回へ→
モダンデッキ晒し

デッキは殴る方向にシフトしたメリーラポッド。以下、リスト。


2 《ガヴォニーの居住区》
2 《森林の墓地》
1 《剃刀境の茂み》
2 《湿地の干潟》
3 《霧深い雨林》
4 《新緑の地下墓地》
1 《踏み鳴らされる地》
1 《神無き祭殿》
1 《草むした墓》
1 《寺院の庭》
1 《平地》
2 《沼》
3 《森》

4 《極楽鳥》
2 《貴族の教主》
2 《臓物の予見者》

3 《水蓮のコブラ》
3 《シルヴォクののけ者、メリーラ》
1 《スレイベンの守護者、サリア》
1 《クァーサルの群れ魔道士》
1 《呪文滑り》

4 《台所の嫌がらせ屋》
1 《永遠の証人》
1 《オルゾフの司教》

1 《イーオスのレインジャー》
1 《ファイレクシアの変形者》
1 《ファルケンラスの貴種》
1 《残忍なレッドキャップ》
1 《目覚ましヒバリ》

4 《出産の殻》
4 《召喚の調べ》

Sideboard
1 《エーテル宣誓会の法学者》
1 《戦争の報い、禍汰奇》
1 《エイヴンの思考検閲者》
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ》
1 《大爆発の魔道士》
1 《残忍なレッドキャップ》
1 《土覆いのシャーマン》
2 《強情なベイロス》
1 《調和スリヴァー》
1 《流刑への道》
2 《外科的摘出》
2 《古えの遺恨》



一般のメリポとの違いは赤をタッチしている点。赤いカードはサイドの《古えの遺恨》に加え、ポイントとなるメインの《ファルケンラスの貴種》。生け贄エンジンでありながら、4/1飛行速攻は白以外には対処されにくい高いクロックになる。特にジャンドにはこれを対処する方法がほとんどなく、地上を《台所の嫌がらせ屋》などで止めながら空から殴り、無理に動いたところでコンボを決めるのが勝ちパターン。
生け贄エンジンとしても《イーオスのレインジャー》からの《臓物の予見者》よりも一マナ軽く、《シルヴォクののけ者、メリーラ》→《台所の嫌がらせ屋》→《出産の殻》からの貴種サーチ、で4ターン目に無限ライフが決まる点も大きい。また、地味に人間クリーチャーが多いためおまけの効果が誘発しやすいのも良い。

もう一つの改造点としては、《根の壁》ではなく《水蓮のコブラ》を採用している点。正直に言うとこのデッキではこいつはあまり強く無いのだが、殴れる点とたまに相手が除去を使ってくれる点、加えて一瞬メリーラポッドなのか疑問を持たせられる点を評価している。特に最後は重要で、ネタばれしたコンボデッキの弱さを補ってくれる。

メリポの強みは無限コンボをちらつかせながら殴れることにあると思うので、そのために《ガヴォニーの居住区》が2枚も入っており、方向性の統一されたメインの構成は概ね満足している。

一方でサイドボードはいまいちしっくりこない。どの程度シルバーバレット用のクリーチャーを積むか、スペルをどうするかで悩んでいるのだが、もうちょっと環境理解が必要そう。特に流行りのトロンをどうするかが問題。
公式より


Wolfir Avenger

緑の3マナ3/3、瞬速、2マナで再生する狼戦士。
《ゴリラの酋長》の上位互換だが、もはや元祖の面影はないほど強化されている。加えてこれがアンコモンなのが驚きである。リミテッドでは相手が緑を使っていて3マナ立てたままエンドしたら、これをケアしながら動かないといけないのか…。
構築でも、緑の濃いビートダウンでは良く使われそう。装備品だけ場にあって、エンドにこれ→装備アタックとかトリッキーな動きもできそうで面白い。


Cavern of Souls

取り上げるのは二回目だが、公式で発表されてしまったのでもう一度。デッキをいくつか考えたが、4枚入るデッキは少ないことが判明。とりあえず、これを4積みできるデッキで思いついたものから2個紹介。サイドは割愛。

1.白赤人間ビート

12 《平地》
3 《山》
4 《断崖の避難所》
4 《Cavern of souls》

4 《教区の勇者》
4 《宿命の旅人》
3 《スレイベンの守護者、サリア》
4 《稲妻のやっかいもの》
4 《嵐血の狂戦士》
4 《ミラディンの十字軍》
2 《銀刃の聖騎士》
2 《悪鬼の狩人》
4 《刃砦の英雄》

3 《忘却の輪》
2 《天使の運命》
1 《四肢切断》

強い2マナ域のクリーチャーを使えるようになる人間ビート。サイドには《躁の蛮人》や《はらわた撃ち》などが採用できる。


2.白青緑スピリットポッド

4 《剃刀境の茂み》
4 《金属海の沿岸》
4 《内陸の湾港》
4 《Cavern of souls》
1 《平地》
2 《島》
5 《森》

4 《極楽鳥》
3 《ラノワールのエルフ》
4 《絡み根の霊》
3 《幻影の像》
4 《ドラグスコルの隊長》
3 《嵐縛りの霊》
1 《国境地帯のレインジャー》
2 《地下牢の霊》
1 《ファイレクシアの変形者》
1 《真面目な身代わり》
1 《酸のスライム》
1 《霊誉の僧兵》
1 《太陽のタイタン》
1 《大修道士、エリシュ・ノーン》

4 《出産の殻》
2 《忘却の輪》

スピリットを指定すればダブルシンボルが唱えやすくなる。まだ公開されていないカードに強力なスピリットがいれば、もっと強化される可能性がある。


火柱

ソーサリーになった《ショック》。ダメージを与えられたクリーチャーが死亡する場合、代わりに追放する。
不死に対する露骨な対策カード。赤緑ケッシグの《感電破》はすべてこれに置き換わるかもしれない。今後良く見ることになるだろうカード。


原初のうねり

緑のド派手な召集系神話ソーサリー。
ライブラリーの一番上をめくり、それがパーマネントカードなら場に出せる。そうした場合これを繰り返す。
構築の段階で、デッキのほとんどをパーマネントカードで構成すれば大量のカードを展開できる。ただしこれを複数枚デッキに入れるとすぐにめくれてループが終わってしまう可能性がある。かといってノンパーマネントスペルをこれ1枚にするとライブラリーが無くなって敗北する。10マナのスペルとしてはリスクが高すぎる印象。←訂正。追放するかどうかは任意でした。


以上、公式より4枚。


神話レアもほぼ出尽くした感じで、アヴァシンの帰還は派手で面白いカードが多い印象。公式プレビューもこのまま失速しないでもらいたいものです。
今日は非公式の大量更新(漏洩?)はないようなので、昨日のカードの中から気になるものをピックアップ。


Devastating Tide

青の5マナソーサリー。土地でないパーマネントをすべてオーナーの手札に戻す。奇跡コストは2マナ。

現在、自分が調整している青緑ケッシグにさっそく入れてみたいカード。そもそも青をサブカラーに選んでいるのは、不死クリーチャーのせいで全体除去(白、黒、赤)がビートデッキに対してあまり有効ではないと感じているため。タイタンを出すまでに致命的なダメージを受けなければいいので、《蒸気の絡みつき》を除去枠に採用している。
このカードはその方向性によく合っているカードであり、6マナにジャンプできない時でも時間を稼いでくれる良いカード。《思案》も4積みしているので、効果的に奇跡を狙える点も期待できる。


Bearer of the Dead

黒の4マナ3/2吸血鬼。死亡したときに墓地の2マナ以下のクリーチャーを一体場に戻せる。
あやしいコンボ臭がするクリーチャー。昔使われた《墓所の勇者》と似た使い方ができ、《サッフィー・エリクスドッター》と生け贄エンジンで無限生け贄できる。相性がいいカードが今後収録される可能性があるため、覚えておきたいカードである。


Risky Bet

赤の2マナソーサリー。手札をすべて捨て、カードを2枚引く。
手札を使いきってからこれを使えば、2マナでツードローとマナ効率は良い。フラッシュバックを持つ呪文が多ければ、捨てるリスクも小さくなる。
スタンではリアニメイトデッキにおける追加の《信仰無き物あさり》として使えそう。これを2枚引いてしまうと完全に無駄カードになるため、入れても2枚程度が限界だろうが。


Ulvenward Tracker

緑の1マナ1/1人間シャーマン。2マナとタップで《捕食》効果。
緑では貴重な除去を繰り返し使えるクリーチャー。裏返った《黄昏の捕食者》の強さが良く知られているように、これも戦場を支配できるだけの力があるように思われる。


国境地帯のレインジャー

土地をサーチできる優良クリーチャーが再録。現在のスタンはマナベースが不安定なので、安定させるために使われる可能性は高い。各種殻デッキで最低1枚は使用されるだろう。地味に人間な点もメリットである。


血のやりとり

こちらも構築で使われた優秀な除去が再録。
不死や《宿命の旅人》などのせいで生け贄除去があまり効果的ではない場面も多いが、リリアナ2回分はさすがに強い。コントロールデッキで使われる可能性は十分ある。


以上、再録を含む6枚。

今のところ公開されているカードを使って組んでみたいデッキは

・《Cavern of souls》《ソンバーワルドの賢者》入り黒緑ケッシグ
・《Devastating Tide》入り青緑ケッシグ
・《Cavern of souls》4積みの白青緑スピリット殻
・《月の賢者、タミヨウ》入り青緑ビートダウン
・白緑人間ビート
・赤緑殻、ナヤ殻
・白青黒プレインズウォーカーコントロール

…など。けっこうあるな。

とりあえずフルスポイラーが判明したら仮組みで回してみたいと思います。
公式より


Terminus

今日の公式プレビューは白の奇跡付き全体除去。
ボトムに送る効果は環境にのさばっている不死クリーチャー達をまとめて消すことができるので非常に有効。
カードデザイン的にはコストも妥当で文句はない。…ないのだが現在のビートデッキに対しては少し間に合わない気がする。白青系のコントロールよりも土地をのばす白緑ビッグマナ系のデッキで採用されそうである。
全体除去はタイミングが重要なので、奇跡コストで撃たないことを選ぶ可能性も高そうなのは面白い。


害霊

赤の5マナ神話エレメンタル・スピリット。パワーとタフネスはそれぞれ対戦相手のライフの半分の値。
EDHで使ってくれと言わんばかりのデザインで、いろいろなコンボに悪用できそう。構築でもサイズはそれなりに期待できそうだが、回避能力がないので使用するのは厳しいか…


錬金術師の隠れ家

青緑の起動型能力を持つ土地。緑青タップでこのターン土地でないカードを瞬速をもっているかのように唱えられる。
青緑の土地は他の二つの土地に比べると大分地味な印象。現在のスタンダードはカウンターを構える動きが強くないのですぐに使われることはなさそうだがどうだろうか。



非公式より


Archwing Dragon

赤の4マナ4/4飛行、速攻、ターン終了時に手札に戻るドラゴン。今回のドラゴン枠。
繰り返し使える4マナ4点火力と見るか、毎ターンコストのかかる生物と見るかで評価は分かれそう。一応ソーサリー除去がきかないメリットがあるとも言えるが。
一マナ軽いが《地獄の雷》は構築で使われたカード。カードシステム的には《ヴィーアシーノの砂漠の狩人》を思い出したのだが、どの位のプレーヤーがこのカードを知っているだろうか…。
…と思ったんだけど8版と9版で再録されてるのねこいつ。



以上、4枚。


今回のセットでは、天使、スピリット、人間の新イラストのトークンが収録されるみたいです。
一方でデーモンとゾンビは旧絵のまま…。こんなところでもハブられている黒の不遇さには涙。あとタミヨウ女史のエンブレムはやっぱ破壊力がありますね(笑)
Lightning Mauler

赤の2マナ2/1、結魂で速攻を付加する人間狂戦士。
「よし!いってこーい、はい次っ!」
ってな感じで次々と味方を敵陣に送り込む姿は、まさに熱血コーチのよう。
後続に速攻を与えるカードとしては軽く、これ自体もクロックになるため非常に強そう。1ターン目にクリーチャーを出せれば、2ターン目にこれが殴る動きもできる。
インベイジョンくらいの赤スライには普通に2マナ2/1バニラが使用されていたのに、赤のクリーチャーも大分強くなったもんだ。


Triumph of FerocityTriumph of Cruelty

アップキープにパワーの最も大きいクリーチャーをコントロールしていればカードを引ける緑のエンチャント&同条件で相手プレーヤーは手札を1枚捨てる黒のエンチャント。
なぜドローとディスカードのコストが同じなのか疑問。黒が3マナならば緑の方は5マナ位で出てきそうだったが…
ストーリー背景>これが例のマルチエンディングというやつですね、わかります。


Homicidal Seclusion

黒の5マナエンチャント。単騎状態ならそいつに+3/+1と絆魂を与える。
そもそもリミテッドではクリーチャーは並ぶものであり、単騎で戦線を維持できるかどうか疑問である。


人間の脆さ

1マナの人間破壊スペル。現環境には強い人間クリーチャーが多いがさすがにピンポイントすぎるか。《瞬唱の魔道士》を使うデッキでは1マナという点が評価されて使用されるかも。


奈落に住まう騙し屋

黒の2マナ4/3不死と抜群のマナレシオを誇るが、墓地から場に出るときは対戦相手のコントロール下で場に出る。
回避能力がないので相討ちもたやすく相手に奪われるリスクが高い。奪われた後でもバウンスで戻せるデッキなどではワンチャンありそう。


破滅の儀式

重い。こんなの撃ってるようでは自分がすでに破滅してるはず、多分。



以上、公式より7枚。

非公式に大量に来ているみたいなので、残りは構築で使われそうなカードだけピックアップする形になると思われます。

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