新スタン少し触ってみて(追記あり)
2017年4月26日 Magic: The Gathering(注意)
この日記は4/27の追加禁止改定(スタンダード:「守護フェリダー」)が発表される前に書かれたものです。
読む意味はほぼありませんのでスルー推奨です。
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新スタン少し触った雑感を。
と言ってもギデオンもフェリダーも禁止にならなかったので考えていた新デッキのほとんどは没に。さすがに機体のスピードに付いて行くのと、フェリダーコンボを対処する手段を一定量入れることの両立が難しすぎる。
なので、とりあえず機体、4Cサヒーリ、ティムールタワーを改良して回してみた感想だけ書きます。
…と、その前に一応禁止改定(レガシー)について、も。
独楽禁止は妥当。これは間違いないし、異論もありません。
(レガシーの強い人がいつのまにかみんな同じ一つのデッキを使っているのはやっぱりおかしいと思いますし…。)
ただ一つ言いたいことがあるとすれば、「エタマス~モダマス2017~アモンケットマスピでミラクルのカードを大量に再録しておいて、その直後に禁止出すのはちょっと酷いのでは?」ということ。
私みたいに再録を機に組んだ人、きっと結構いるよね…
タイミング的に考えると、さすがに公式もマスピ発売後に禁止を出すのはまずいと思ったように勘ぐってしまうよなぁ…。(SCGでは相殺のマスピ版の予約についての保障(返品or値段補正分返金)をするみたいです)
大量に再録されると公式も押しているように感じてしまうが、今回のことを考えるとコワいなぁ、と思う。
…とにかく、レガシーはメタも変わってより面白くなりそう。
衰微を無理に使う必要が無くなったのは特に良い。各デッキのカードチョイスも結構変わりそうで楽しみ。
自分のミラクルはエスパー石鍛冶にしたので、新環境でちょくちょく回してみます。
(「棚相殺」は言葉の語呂的にとても好きなのですが、さすがに、さすがに…)
……で話がそれたが、スタンはとりあえず、機体・4Cサヒーリ・ティムールタワーに新カードをいろいろ突っ込んでお試し。まだリストも固まっていないので、試したカードの雑感だけ下に。
機体についてはオーウェンのバリスタ型を元に新カードをいくつか試してみたが、メインには新カードが入る余地はあまりなさそうな感じ。
現在のバリスタ型の完成度がかなり高く、5マナの期待の新生物である《賞罰の天使》と《栄光をもたらすもの》をアヴァシンの代わりに入れてみたりしたが、バリスタとの相性もあってアヴァシンの方が強い場面が多い印象。
ほぼアンタップインできない黒赤土地もサイクリングランドに変更してみたが、体感ではほぼ誤差の範囲。(というかフラッドで負けるデッキ(アドが取れないデッキ)は取れるデッキと後半、明確にアド差が広がるのでサイクリングランド数枚程度では大して体勢に影響がない感じ)
現状、機体で試して感触が良かったのはサイドの《侵入者への呪い》くらい。
ほぼ4Cサヒーリへの専用サイドになるが、コンボを止めつつライフも詰めれるので今までの対策カードよりもデッキの方向性と合っており、エンチャントなので対処できるカードが限られる点が強い。《つむじ風の巨匠》がかなり使いにくくなる他、ライフレースもしにくくなる。ただ、従来のサイド後にPW増やすプランとは若干かみ合わなくなるのでその辺の調整は必要そう。
一方で4Cサヒーリが使う《栄光をもたらすもの》は明確に強かった。
フェリダーやサヒーリで督励を使い回せるので、他のデッキよりもかなり強く運用でき、機体のアンチコンボ生物(バリスタ・サリア)もかなり落としやすくなったので、特にメインでコンボを決めるのがかなり楽になった。バリスタをチャンドラの「-3」で殺さないといけないジレンマから解放されたのは嬉しい。
ギデオン他のPWも《栄光をもたらすもの》で大分落ちやすくなったのでただ強感は大分なくなった印象。
キラン号がいれば2マナのキランと交換できるので問題はないが、いない場合で後手のとき、もしくは相手がマナクリ先行のときは出すのを若干躊躇するレベルになってしまった。
《栄光をもたらすもの》とアヴァシンの関係は、機体がアヴァシン構えているのは明らかにわかるので、そのときだけアタックしなければ良く、基本的には《栄光をもたらすもの》側が有利。(そのターン出されれば次のターンの攻撃でアヴァシン焼けばいいし、出されなければ大抵の場合テンポロス、除去されればコンボが通りやすくなるので。)
《刻み角》は悪くないけどとにかく地味な印象。機体に強く、サヒーリ、タワーにも一定の効果はあるが、おそらく全く効かないデッキ(タワー以外のコントロール・黒緑系)もあることを考えれると現状、そこまで優先して積みたいカードでもない感じだった。
ティムールタワーは《マグマのしぶき》《検閲》《明日からの引き寄せ》等で序盤~終盤にかけてかなり安定したように感じる。
《マグマのしぶき》で《屑鉄場のたかり屋》に、《検閲》で相手のPWぶっぱ(4T目ギデオン)に耐性ができ、《明日からの引き寄せ》の追加で、たまにあった「捌ききったがフラッドして何も引かない」ことがほぼ無くなった。
メインで結構きつかった機体もある程度捌けるようになり、4Cサヒーリ戦は以前に比べて「相手にPWぶっぱされて通って死亡」が減ったので体感では明確に有利になっている気がする。
大分デッキパワーは上がったが、新しく浮上した問題点として一点、「神」に触りにくいことが大きそう。
特に《周到の神ケフネト》はうっかり通ってしまうと高確率で4回殴られて死にます。赤神は青巨人で止まるし、他の神は回りを対処すれば良いが、青神だけは基本どうしようもない。
4Cサヒーリでタワーを刈るためには今のところ《周到の神ケフネト》を《払拭》や《否認》でバックアップして通すのが有用な感じ。通されたらタワー側は頑張って《慮外な押収》を探すしかない。(ただ《慮外な押収》は《払拭》できず、サヒーリ側はそんなにカウンター入れられないので、取られると結構ヤバイ)
ギデオンもフェリダーも禁止にならなかったので、青系コントロールデッキであってもさすがに《周到の神ケフネト》をメインに入れるのは躊躇われるようになってしまったが、コントロール殺しのサイドカードとして青いデッキには軒並み積まれそう。
逆にコントール側は対処手段必須。現状では打ち消し、《排斥》等の追放、《リリアナの誓い》等の生け贄手段、《慮外な押収》くらいだろうか。
今後の青神の流行次第ではあるが、青系コントロールは白か黒タッチがベターになりそうな予感はある。
まとめると…
機体はそこまで得るものはないが、元々のポテンシャルの高さとギデオン残留で
まだまだ戦えそう。以前よりは有利なマッチアップは少なくなった印象。
4Cサヒーリは《栄光をもたらすもの》により、PW全般に強くなり対機体との相性も改善。機体に比べて得たカードが多いので今後メタが固まってくればよりデッキパワーは上がりそうだが、相対的にタワーがきつくなったので何かしらの対策が必要そう。
ティムールタワーは優良カードが多く入り、序盤~終盤にかけて動きが安定。不利だったマッチアップも大分改善されたが、神などのキラーカードが新しく刷られたため、対策を怠ると簡単に死ぬ可能性有。
…と以上、ホントに触りの感想だけ。
まだまだ回していけばいろいろ出てくると思うが、新環境の機体・4Cサヒーリ・ティムールタワーを回した感想としては、リスト自体にはそこまで変更はないが、戦い方(ゲームプランやケアの仕方)が結構変わりそうなイメージ。
特にサイドからのプランがガラッと変わりそうで、環境初期はそこで結構差が付きそうな感じ。(細かいところでは、青いデッキが《検閲》を手に入れたのも大分プレイングに影響を与えそう。)
デッキパワー的には
機体 →
4Cサヒーリ ↑
タワー ↑↑
で横並びになった印象なのでこの3つのデッキに関しては今のところ前よりもバランス良くなったように思う。ただ相性(メイン戦)は結構変わっており、以前は
機体 vs 4Cサヒーリ →機体側が有利 (6:4)
4Cサヒーリ vs タワー →タワー側が基本有利だがPWで4Cサヒーリ側も勝ち目有(4.5:5.5)
機体 vs タワー →機体側が明確に有利(7:3)
だったものが、新環境は
機体 vs 4Cサヒーリ → 五分?(5:5)
4Cサヒーリ vs タワー →タワー側が基本有利(4:6)
機体 vs タワー →機体側が有利だが捌かれやすく(6:4)
くらいの相性差になりそうな印象。
(まぁ、まだ環境始まってもいないので正直、自信はありません)
上の3デッキについては少し感触が掴めたので、それ以外のデッキを引き続き考えていこうと思います。
サイクリング系デッキはギデオンとフェリダー残留で無理そうなので、ロナスデッキ(赤緑系・アブザン)、青白コン、青黒コン、黒緑(蛇・昂揚)、賞罰の天使を強く使えるデッキ、あたりをとりあえず考えてみようかな~
この日記は4/27の追加禁止改定(スタンダード:「守護フェリダー」)が発表される前に書かれたものです。
読む意味はほぼありませんのでスルー推奨です。
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新スタン少し触った雑感を。
と言ってもギデオンもフェリダーも禁止にならなかったので考えていた新デッキのほとんどは没に。さすがに機体のスピードに付いて行くのと、フェリダーコンボを対処する手段を一定量入れることの両立が難しすぎる。
なので、とりあえず機体、4Cサヒーリ、ティムールタワーを改良して回してみた感想だけ書きます。
…と、その前に一応禁止改定(レガシー)について、も。
独楽禁止は妥当。これは間違いないし、異論もありません。
(レガシーの強い人がいつのまにかみんな同じ一つのデッキを使っているのはやっぱりおかしいと思いますし…。)
ただ一つ言いたいことがあるとすれば、「エタマス~モダマス2017~アモンケットマスピでミラクルのカードを大量に再録しておいて、その直後に禁止出すのはちょっと酷いのでは?」ということ。
私みたいに再録を機に組んだ人、きっと結構いるよね…
タイミング的に考えると、さすがに公式もマスピ発売後に禁止を出すのはまずいと思ったように勘ぐってしまうよなぁ…。(SCGでは相殺のマスピ版の予約についての保障(返品or値段補正分返金)をするみたいです)
大量に再録されると公式も押しているように感じてしまうが、今回のことを考えるとコワいなぁ、と思う。
…とにかく、レガシーはメタも変わってより面白くなりそう。
衰微を無理に使う必要が無くなったのは特に良い。各デッキのカードチョイスも結構変わりそうで楽しみ。
自分のミラクルはエスパー石鍛冶にしたので、新環境でちょくちょく回してみます。
(「棚相殺」は言葉の語呂的にとても好きなのですが、さすがに、さすがに…)
……で話がそれたが、スタンはとりあえず、機体・4Cサヒーリ・ティムールタワーに新カードをいろいろ突っ込んでお試し。まだリストも固まっていないので、試したカードの雑感だけ下に。
機体についてはオーウェンのバリスタ型を元に新カードをいくつか試してみたが、メインには新カードが入る余地はあまりなさそうな感じ。
現在のバリスタ型の完成度がかなり高く、5マナの期待の新生物である《賞罰の天使》と《栄光をもたらすもの》をアヴァシンの代わりに入れてみたりしたが、バリスタとの相性もあってアヴァシンの方が強い場面が多い印象。
ほぼアンタップインできない黒赤土地もサイクリングランドに変更してみたが、体感ではほぼ誤差の範囲。(というかフラッドで負けるデッキ(アドが取れないデッキ)は取れるデッキと後半、明確にアド差が広がるのでサイクリングランド数枚程度では大して体勢に影響がない感じ)
現状、機体で試して感触が良かったのはサイドの《侵入者への呪い》くらい。
ほぼ4Cサヒーリへの専用サイドになるが、コンボを止めつつライフも詰めれるので今までの対策カードよりもデッキの方向性と合っており、エンチャントなので対処できるカードが限られる点が強い。《つむじ風の巨匠》がかなり使いにくくなる他、ライフレースもしにくくなる。ただ、従来のサイド後にPW増やすプランとは若干かみ合わなくなるのでその辺の調整は必要そう。
一方で4Cサヒーリが使う《栄光をもたらすもの》は明確に強かった。
フェリダーやサヒーリで督励を使い回せるので、他のデッキよりもかなり強く運用でき、機体のアンチコンボ生物(バリスタ・サリア)もかなり落としやすくなったので、特にメインでコンボを決めるのがかなり楽になった。バリスタをチャンドラの「-3」で殺さないといけないジレンマから解放されたのは嬉しい。
ギデオン他のPWも《栄光をもたらすもの》で大分落ちやすくなったのでただ強感は大分なくなった印象。
キラン号がいれば2マナのキランと交換できるので問題はないが、いない場合で後手のとき、もしくは相手がマナクリ先行のときは出すのを若干躊躇するレベルになってしまった。
《栄光をもたらすもの》とアヴァシンの関係は、機体がアヴァシン構えているのは明らかにわかるので、そのときだけアタックしなければ良く、基本的には《栄光をもたらすもの》側が有利。(そのターン出されれば次のターンの攻撃でアヴァシン焼けばいいし、出されなければ大抵の場合テンポロス、除去されればコンボが通りやすくなるので。)
《刻み角》は悪くないけどとにかく地味な印象。機体に強く、サヒーリ、タワーにも一定の効果はあるが、おそらく全く効かないデッキ(タワー以外のコントロール・黒緑系)もあることを考えれると現状、そこまで優先して積みたいカードでもない感じだった。
ティムールタワーは《マグマのしぶき》《検閲》《明日からの引き寄せ》等で序盤~終盤にかけてかなり安定したように感じる。
《マグマのしぶき》で《屑鉄場のたかり屋》に、《検閲》で相手のPWぶっぱ(4T目ギデオン)に耐性ができ、《明日からの引き寄せ》の追加で、たまにあった「捌ききったがフラッドして何も引かない」ことがほぼ無くなった。
メインで結構きつかった機体もある程度捌けるようになり、4Cサヒーリ戦は以前に比べて「相手にPWぶっぱされて通って死亡」が減ったので体感では明確に有利になっている気がする。
大分デッキパワーは上がったが、新しく浮上した問題点として一点、「神」に触りにくいことが大きそう。
特に《周到の神ケフネト》はうっかり通ってしまうと高確率で4回殴られて死にます。赤神は青巨人で止まるし、他の神は回りを対処すれば良いが、青神だけは基本どうしようもない。
4Cサヒーリでタワーを刈るためには今のところ《周到の神ケフネト》を《払拭》や《否認》でバックアップして通すのが有用な感じ。通されたらタワー側は頑張って《慮外な押収》を探すしかない。(ただ《慮外な押収》は《払拭》できず、サヒーリ側はそんなにカウンター入れられないので、取られると結構ヤバイ)
ギデオンもフェリダーも禁止にならなかったので、青系コントロールデッキであってもさすがに《周到の神ケフネト》をメインに入れるのは躊躇われるようになってしまったが、コントロール殺しのサイドカードとして青いデッキには軒並み積まれそう。
逆にコントール側は対処手段必須。現状では打ち消し、《排斥》等の追放、《リリアナの誓い》等の生け贄手段、《慮外な押収》くらいだろうか。
今後の青神の流行次第ではあるが、青系コントロールは白か黒タッチがベターになりそうな予感はある。
まとめると…
機体はそこまで得るものはないが、元々のポテンシャルの高さとギデオン残留で
まだまだ戦えそう。以前よりは有利なマッチアップは少なくなった印象。
4Cサヒーリは《栄光をもたらすもの》により、PW全般に強くなり対機体との相性も改善。機体に比べて得たカードが多いので今後メタが固まってくればよりデッキパワーは上がりそうだが、相対的にタワーがきつくなったので何かしらの対策が必要そう。
ティムールタワーは優良カードが多く入り、序盤~終盤にかけて動きが安定。不利だったマッチアップも大分改善されたが、神などのキラーカードが新しく刷られたため、対策を怠ると簡単に死ぬ可能性有。
…と以上、ホントに触りの感想だけ。
まだまだ回していけばいろいろ出てくると思うが、新環境の機体・4Cサヒーリ・ティムールタワーを回した感想としては、リスト自体にはそこまで変更はないが、戦い方(ゲームプランやケアの仕方)が結構変わりそうなイメージ。
特にサイドからのプランがガラッと変わりそうで、環境初期はそこで結構差が付きそうな感じ。(細かいところでは、青いデッキが《検閲》を手に入れたのも大分プレイングに影響を与えそう。)
デッキパワー的には
機体 →
4Cサヒーリ ↑
タワー ↑↑
で横並びになった印象なのでこの3つのデッキに関しては今のところ前よりもバランス良くなったように思う。ただ相性(メイン戦)は結構変わっており、以前は
機体 vs 4Cサヒーリ →機体側が有利 (6:4)
4Cサヒーリ vs タワー →タワー側が基本有利だがPWで4Cサヒーリ側も勝ち目有(4.5:5.5)
機体 vs タワー →機体側が明確に有利(7:3)
だったものが、新環境は
機体 vs 4Cサヒーリ → 五分?(5:5)
4Cサヒーリ vs タワー →タワー側が基本有利(4:6)
機体 vs タワー →機体側が有利だが捌かれやすく(6:4)
くらいの相性差になりそうな印象。
(まぁ、まだ環境始まってもいないので正直、自信はありません)
上の3デッキについては少し感触が掴めたので、それ以外のデッキを引き続き考えていこうと思います。
サイクリング系デッキはギデオンとフェリダー残留で無理そうなので、ロナスデッキ(赤緑系・アブザン)、青白コン、青黒コン、黒緑(蛇・昂揚)、賞罰の天使を強く使えるデッキ、あたりをとりあえず考えてみようかな~
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