『"黒単コントロール" それは漢のデッキ。』

ということで次期環境の黒コンを考えます。

とりあえずM13のカードは置いておいて、SCGで結果を残したデッキを参考にしてみる。


SCGオープンシリーズシアトルより
Top16入賞の黒単コントロール


19《沼/Swamp(M10)》
3 《埋没した廃墟/Buried Ruin》
3 《魂の洞窟/Cavern of Souls》

2 《殴打頭蓋/Batterskull》
4 《清純のタリスマン/Pristine Talisman》
4 《太陽の宝球/Sphere of the Suns》

4 《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》
2 《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
2 《墓所のタイタン/Grave Titan》
1 《グリセルブランド/Griselbrand》

3 《解放された者、カーン/Karn Liberated》
2 《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》

3 《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
2 《高まる野心/Increasing Ambition》
2 《血統の切断/Sever the Bloodline》

2 《破滅の刃/Doom Blade》
2 《喉首狙い/Go for the Throat》

Sideboard

1 《ミミックの大桶/Mimic Vat》
3 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2 《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
2 《呪詛の寄生虫/Hex Parasite》
2 《呪文滑り/Spellskite》
1 《死の支配の呪い/Curse of Death’s Hold》
1 《喉首狙い/Go for the Throat》
1 《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith》
2 《困窮/Distress》


…ふむふむ…


ザッと眺めて感じたのは、やりたいことがはっきりしているデッキだということ。いわゆる「除去コン」。

マナカーブを見ると、6マナ以上のカードが8枚も投入されており、完全に長期戦を睨んだデッキ構築になっている。

まず目に付くのが高マナ域まで生き残るための大量の除去呪文。《血統の切断》はスタンではあまり見ないが「不死」に強く、フラッシュバックも期待できるこのデッキでは強そうである。

また《太陽の宝球》と《清純のタリスマン》、《真面目な身代わり》の12枚体制のマナ加速で素早くフィニッシャーにつなげるというビッグマナ的な側面もあり、《太陽の宝球》→《真面目な身代わり》→《墓所のタイタン》というジャンドケッシグのような動きも可能。

フィニッシャーはアンチビートカード代表枠の《殴打頭蓋》と《ワームとぐろエンジン》。どんなデッキ相手でも強い《墓所のタイタン》と《解放された者、カーン》。また、一枚差しの《グリセルブランド》が何とも言えずオシャレ。

気になる《高まる野心/Increasing Ambition》はあまり見ないカードだが構築でも採用されるレベルのようで試してみたいところ。マナフラッドを防ぐ助けになるか。

土地構成はフィニッシャーを回収できる《埋没した廃墟》と確実にフィニッシャーを通すための《魂の洞窟》。


…ふむふむ…


中途半端に手札破壊系のカードを入れない構成が現在のメタを読んでいる感じで参考になる。つい入れたくなってしまうのは自分だけではないはず。

しかしながら、「どうして現環境において黒単色なのか?」という根本的な疑問を感じてしまったのも事実。


それがまさかM13に対する伏線になろうとは…

次回「沼の価値は」

(2回に分けまーす)

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